遺産相続を簡単に行うには
遺産相続で問題となるのは故人の銀行口座が全て凍結されてお金を引き出すことができないことです。凍結されると、遺産分割協議書を作成して実印と印鑑証明書をもって口座を解約しますが、口座の残高を確定することから始まります。
遺産分割協議書と戸籍謄本でもって遺産相続者が戸籍謄本に記載された正当な相続人であること、そして、印鑑証明書でもって本人確認をします。実印は市役所に登録している正当な印鑑になります。実印が登録していない人は印鑑登録が必要になります。
遺産相続は、印鑑証明、捺印が相続者全員で必要になります。これが無くては故人の銀行口座を解約することができません。とても面倒な手続きになります。これをしないベストな方法は亡くなる前に口座を全て解約して現金化してしまうことです。金庫で管理していくことになります。しかし、自宅で保管するのがとても不安というひとでしたら、銀行口座をひとつにまとめてしまうことです。
父、母の死に備えるなんてと思っているかもしれませんが、実際にやってみるととても面倒なことです。仕事をやりながら、司法書士、税理士と対応するのは時間がかかります。ちゃんと父、母に説明して進めるのがいいでしょう。